ドローンの落下事故を起こしたときの対処方法とは

現在販売されているドローンは優秀なものが多く、落下や衝突事故は起こりづらくなっていますが天候や電波の影響で事故が発生してしまう可能性は十分あります。
今回は事故を起こしてしまった際の対処をご紹介します。

関係機関への連絡

まず、事故発生時には関係機関へ通報します。
事故内容にもよりますが優先は警察・消防・救急です。
各機関での処置・手続きが終了後、飛行許可を得た各市町村役所や申請先の国交省航空局へ報告します。
場合によっては飛行自粛は許可取り消し等の処分が出される可能性がありますが、必ず指示に従うようにしましょう。
次に現場での作業です。
ドローン単独事故の場合はバッテリー損傷により爆発・火災の危険性があるため、少し時間をおき危険性がないと判断できる際はバッテリーを取り外し、破損部品を回収しましょう。
警察の指示によりドローン本体や部品の提出を求められた際も必ず指示に従いましょう。
飛行予定地以外に侵入・墜落してしまった場合も速やかに管理者に報告し事情を説明し、警察等も交えながら手続きを進めます。

保険適用の確認

被害者や管理者との話し合い後は事故内容に合わせて保険適用の手続きを進めます。
対人・対物にかけられる保険もありますので機体購入時に同時に加入することをおすすめします。

落下防止策

最後に事故を起こさないための防止策の一例もご紹介します。
こちらも現場により異なりますのでご自身でのチェックを忘れずに行いましょう。

天候

雨や雷はもちろん、風速が1番注意すべき点です。
ドローンは高く遠く飛ばすほど目視距離と実飛行距離の誤差が大きくなります。
気付いたら遠くに流されていた、突風が吹いて予定外の場所に落下してしまうこともありえますので、風速5m/s以上の時は飛行させないようにしましょう。

電波

混線や途絶による暴走や落下が起きないよう設計されている機体は増えてきましたが、それでもトラック無線や電線からの微弱な電磁波でコントロールが途切れる、最悪の場合一切操作を受付なくなってしまいます。
送信機とドローン本体の電波強度は常にアプリに表示されますので、目を離さず少しでも違和感を感じたらすぐに飛行を中止するようにしましょう。

十分な練習

ドローンの事故は外的要因だけでなく自身の練度によっても発生します。
ポイントは2つ「操作の強弱」「向きの変化」です。
初めはスティックをゆっくり倒し、その後一定の強さで保つ、この流れができないと撮影はもちろん、緊急対応も難しくなります。
向きの変化はドローンを操るうえで必須スキルです。
パイロットが操作するのはあくまで「ドローンにとっての前後左右」となりますので、自分の視界のなかで動かすのではなく、乗っているような感覚で動かすのがポイントです。

まとめ

今回は落下時の対応と事故防止策のご紹介をしました。
独学での練習や手続きも可能ですが、実はドローン事故の原因で最も多いのは「操縦ミス」です。
また今回ご紹介したのはあくまで一例ですので、許可関係や保険手続き等はご自身の契約等にて詳細確認をお願いいたします。

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